折り鶴の記録が残っている最古の文献(今見つかっている文献の中で)は、天和2年(1682年)に発行された井原西鶴の「好色一代男」のようです。
その「好色一代男」のレプリカを、たまたま持っていました。
去年、折り紙の事は意識せずに何となく買ったものでしたが、折り紙史の中でも重要な本だったようで嬉しいです。
秘伝千羽鶴折形解説という本の中で紹介されている折り紙の記述部分を見つけたので赤線を引いておます。
或時は おり居を あそばし 比翼の 鳥のかたちは 是ぞと 給はりける 花つくりて 梢にとりつけ 連理は是 我にとらすると よろづに つけて 此事のみ忘れず
井原西鶴「好色一代男」より
「おり居(すえ)」というのが折り紙の事のようです。
ただ、この本の中では文章のみで、折り紙の絵はありません。
部分部分で分かる文字があるので見つけた、という感じで、ちゃんと読める訳ではないので、いつの日か普通に読めるようになりたいですねぇ…