先日、「春情姿のうつし絵」という春画を入手しまして、けっこう馬鹿らしくも面白く思ったので紹介します。(^^)
春画なので、未成年は黒い画像はクリックしないでね。
表紙
序
「先のとし予が顕したる千里鏡は遥けき遠方の丈山尺樹寸馬豆人こまやかにて~」とはじまる序文です。
次のページから影絵の物語の本文が始まります。
画像をクリックすると大きい画像が表示されます。
また、黒い画像の方をクリックすると障子の裏柄で行われている絵が表示されます。
分かる範囲でコメントも載せました。不明な点も分かったら、後日更新します。
石灯篭
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障子の裏ではこんな事がされていましたw
まさかの影絵の春画w
分かる範囲で台詞部分を書いみます。
男「おめえは、そんなに動かしなさんな。あんまり石灯篭が動いたら地震だと言いやしやう」
女「セシ旦那、石灯篭の影よりは(???)」
石灯篭が動きすぎたら、地震と思われるって…w
鷺
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この体制で片足はかなり大変そうw
女性側の台詞のところに「母」とあるので親子っぽいですw
男「カカァ、こなたのかうがい(昔の女性用の髪飾り)を口でこう抜いて咥えたところが鷺の口ばしになるというが(???)
もっとこっちへしっかりくっついていな
モシ(????)で立ている(?)をほめておくんなせぇ」
母「アレサばかばかしいことをいわすとも本当に おくれヨ」
馬盥燕子花
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最初、「馬盟」かと思ったんですが、ふりがなに「たらい」とあったので調べたところ「馬盥(ばたらい)」というのが、生け花をさすのに使う道具と分かったので、馬盥と燕子花(かきつばた)の影絵ですね。
男「此夜具をつんだ(?)が馬たらいになって、おめえの(?)がかきつばたの花に(?)というが思い付きよ」
女「アレサばからしい(??)この(?)から転げて落ちそうでこわくって」
馬乗
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男「俺がことを人が馬だ馬だというから思いついた馬乗さ
こうやって舌を出しているのが(?)だ
ときどきこの舌をなめてくだせし」
女「(分からないところが多いので、省きますm(__)m)」
女性の方は、大きいし気づかいあっていいねって褒めてるような気がするんですが、本当にその意味でいいか分かりません…
唐舩
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男「肩へ掛けた手ぬぐいが帆ばらになるというが洒落だろう」
女性が無言なのが、なんか怖いですねw
蛸
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「もっとこっちへ(??)ふた組に
(????)足はいくら動いてもいいから手はしっかりと抱きしめていなせぇ」
二組w
手はしっかりって影絵への情熱が感じられます。
鯱
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男「(分からないところが多いので、省きますm(__)m)」
このこたつやぐら、転げ落ちる、ごめんなせぇ等、所々分かるのですが、全体的に分かりませんでした…
蟹
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男「蟹の足が二本足りやせんから手ぬぐいへ(??)のりをつけて足に見立たところはどうでござりやす
こいつはお七の天人から思いついたやつさ」
女「モシ(??)から思いついた蟹の横ばいかねぇ」
お七は人形浄瑠璃で見たことありますが、女性が髪の毛や着物を乱して火の見櫓にのぼるシーンが印象的でした。確かに絵の手ぬぐいの様子も似てるかもw
女性の返しが肝心なところが何て言っているのか分からなくてくやしいです…
影絵でこんなことするって発想が面白いですよね。
一部分でも文字の部分の読解ができるとより面白かったので、改めて昔の文字も読めるようになりたいなぁと思いました。